シンプルライフ
インタビュー#06

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きっかけは菜箸なんです


 郊外の高台に自然素材の家を建てられたNさん。暖かな陽射しが差し込む開放的なリビングには、スヤスヤと眠る赤ちゃんの寝息とともに穏やかな時間が流れていました。木肌の美しい檜の柱に珪藻土の壁。子育てにまさに安心・安全な環境。自然素材に興味をお持ちになったきっかけをお伺いしました。

 きっかけは菜箸なんです(笑)。菜箸って太すぎたり細すぎたり、長かったりとちょうどいいのがなくて、ずっと探してたんです。たまたま聖蹟桜ヶ丘のスーパーの前で移動販売のお店が出ていて、そこで見つけたのがこの菜箸なんです。これは青森のヒバでできているんですけど、そのお店のおじさんが、家を建てるんだったらこういう自然の木がいいよって。青森ヒバは、シロアリにも湿気にも強いし、中尊寺のお寺も全部ヒバでできてるとかで、だったら自然素材の家がいいなって。
 ちょうど主人が、賃貸で家賃を払い続けるのはもったいないから家を買おうかってことで、物件を探しているところだったので、さっそく不動産屋さんに相談したところ、自然素材の家だったらということでキャロットハウスさんを紹介されたんです。

壁の汚れが自然に消える!?
珪藻土の驚くべき浄化作用

 自然素材の家「素暮」のモデルハウスを見学したNさんご夫妻。菜箸をきっかけに自然素材に興味があった奥様だけでなく、ご主人も体験してみて自然素材の良さを実感できたのだとか。

 モデルハウスを見に行ったのは夏の暑い時期だったんですけど、中は全然暑くなくて、新築のイヤな臭いもなく木のいい香りが気持ちよかったのを覚えています。一般的な住宅には木の柱がそのまま見えてるのってないですよね。そんな個性的な感じがとても気に入ったし、建売りじゃなくて注文建築だと自分たちのアイデアを入れられるのがいいなって。
 ロフトの書斎からリビングを見える吹き抜けの設計は主人のこだわりでした。部屋数はいらないから、とにかくリビングを広くしてオープンな使い方をしたいって。私の希望はキッチンを広く明るくしたいって部分でしたね。壁のベルギーブリックが見えなくなるのがイヤで、吊り戸棚も食器棚も置きたくなかったんです。大工さんが作ってくれたこの広い調理台の下が広い収納スペースになってます。

 自然素材の雰囲気だけでなくその機能性も選んだ理由だと言うNさん。特に国産材はシロアリなどの害虫への耐性を高く評価されていました。Nさんのお宅の柱・梁は全て、地元の製材メーカー市川屋さんから仕入れた神奈川産の檜。一口に国産材といっても、やはり家を建てる土地で採れた材木のほうが、その土地の気候に適していて害虫や湿気に強いのだとか。しかも、柱は4寸の太さのものを使用(3寸〜3寸5分が一般的)。国産総檜で4寸柱が標準価格で実現できるのが『素暮』の魅力。そして、住んでみて気付いた驚きの事実が……。

 子どもが離乳食を吐き戻しちゃって、壁にカボチャの黄色いシミが付いたんですね。軽く拭いたくらいで何もしなかったんですけど、段々薄くなって2カ月くらいで自然に消えてたのが驚きでした。自然素材って、子どもが舐めても安心とかだけでなくて、こんな効果があるんですね。床も杉材だから硬くないので、子どもが頭をぶつけても大丈夫だったり。傷が付きやすいって言うけど、私は気になりませんね。
 去年の10月に入居してからひと冬を過ごしてみて、吹き抜けなので部屋が暖まるに時間がかかるけど、一度暖まったらなかなか冷めないのが快適でしたね。このリビングにエアコン1台だけですけど、朝しばらくつけておけば、お昼ごろはエアコン無しでもあたたかいですから。
 主人は単身赴任中で週末だけしかいないんですけど、やっぱり家に帰ってきたら嬉しそうですよ。